洗びん事業は創業からのこだわり <株式会社トベ商事>
東京23区でのリターナブルびん事業
常に高い品質を目指す洗びん工程
洗びん機
紫外線滅菌ライン(左)と、
汎用ホルダー(右)
洗びん後、目視で検査
同社の洗びん機の特徴は、“どんなリターナブルびんでも対応できる”ところ。さまざまな種類のびんに対応するための汎用ホルダーを開発しました。また、検査工程では、目視でびん底を簡単に検査できる専用ラインを開発。中の汚れ、カビのチェックをしやすくしました。さらに、万全を期して紫外線滅菌ラインを導入して徹底的な衛生管理をするなど、高いレベルの品質を実現しています。
しかし、洗浄したびんを納めた中身メーカーによって、品質基準が異なるのが悩みとのこと。衛生的にも品質的にも問題ないレベルの表面の細かなキズでも、了解を得られるメーカーと、得られないメーカーとがあるそうです。「市場では、消費者がきれいなびんを見慣れているので、古いびんが敬遠されている傾向にある」と、全国壜商連合会の田村氏。過剰とも思える対応も、消費者への品質保証の表れといいます。そういった品質基準の違いを、いかに平均化して、どのメーカーでも了解が得られるようなものにしていくかが課題です。
リターナブルびんの新たな可能性へ向けて
田村氏(左)、戸部氏(右)
社会の環境保全ニーズに対応して、さまざまな角度からリユースに関する調査研究を積極的に行っている株式会社トベ商事。リターナブルシステムの種類、洗びん方法、管理体制など、リユースの新たなシステムづくりと、ノウハウの確立を目指しています。
リターナブルびんの話―空きびん商百年の軌跡
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戸部 昇
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