リターナブルびんポータルサイト



リターナブルびんとは?

洗びん事業は創業からのこだわり<株式会社トベ商事>

東京23区でのリターナブルびん事業

 人口1,000万人都市、東京で、リターナブルびんの洗浄(洗びん)事業を行っている、株式会社トベ商事。東京23区では、リターナブルびんの回収事業を行っています。回収したびんの中から、一升びんやビールびんに代表されるリターナブルびんを抜き取り、洗びんを行い、製造事業者、または卸問屋へ納品しています。今回取材に伺った株式会社トベ商事もびん商の中の一社。代表的な環境事業のひとつとして、洗びん事業を行っています。 回収されたリターナブルびんは、一升びんや生協団体のびんの洗浄を行っています。

トベ商事


常に高い品質を目指す洗びん工程

洗びん機

紫外線滅菌ライン(左)と、
汎用ホルダー(右)

目視でびんを検査 洗びん後、目視で検査
 洗びん工程では、まず回収されたびんにキズや口欠けが無いか、目視でチェック。次に、洗びん機で洗浄します。洗びん機の中では、洗浄を5回に分け、45℃、55℃、75℃(アルカリ水)、60℃(すすぎ水)、常温水の、5種類の水で洗浄。内容物やラベル等が取り除かれ、新品同様のびんになります。その後、汚れ、キズやひび割れ等を目視で確認し、出荷用ケースに詰められます。
 同社の洗びん機の特徴は、“どんなリターナブルびんでも対応できる”ところ。さまざまな種類のびんに対応するための汎用ホルダーを開発しました。また、検査工程では、目視でびん底を簡単に検査できる専用ラインを開発。中の汚れ、カビのチェックをしやすくしました。さらに、万全を期して紫外線滅菌ラインを導入して徹底的な衛生管理をするなど、高いレベルの品質を実現しています。
 しかし、洗浄したびんを納めた中身メーカーによって、品質基準が異なるのが悩みとのこと。衛生的にも品質的にも問題ないレベルの表面の細かなキズでも、了解を得られるメーカーと、得られないメーカーとがあるそうです。「市場では、消費者がきれいなびんを見慣れているので、古いびんが敬遠されている傾向にある」と、全国壜商連合会の田村氏。過剰とも思える対応も、消費者への品質保証の表れといいます。そういった品質基準の違いを、いかに平均化して、どのメーカーでも了解が得られるようなものにしていくかが課題です。

リターナブルびんの新たな可能性へ向けて

田村氏と戸部氏 田村氏(左)、戸部氏(右)
 創業当時から、リターナブルびん事業に取り組んできた同社。以来、さまざまなリターナブルびんの洗浄・管理を行ってきましたが、「びん商としては、規格統一びんをたくさん使ってほしい」という代表取締役の戸部氏。現在、デザイン優先のさまざまな形のびんが市場に出ていて、洗浄機には入らないびんが多いとのこと「これらは全てワンウェイびんになってしまう。一升びんのような共通びんが増えてほしいですね。」と、びん業界へ希望します。
 社会の環境保全ニーズに対応して、さまざまな角度からリユースに関する調査研究を積極的に行っている株式会社トベ商事。リターナブルシステムの種類、洗びん方法、管理体制など、リユースの新たなシステムづくりと、ノウハウの確立を目指しています。



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