京都におけるリターナブル瓶システムの再構築
事業名 | 京都におけるリターナブル瓶システムの再構築 |
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実施年度 | 平成18年度 経済産業省 |
受託団体・実施体制 | 京都硝子壜問屋協同組合 |
事業目的 | 【大規模小売店・小売酒販店でのリユースびん商品のプロモーション及びリユースびん入り商品の売上・回収量調査の実施】 容器包装廃棄物の発生を抑制、容器包装に係る環境負荷の低減、リユースびん回収再使用システムの維持発展を図ることを目的としている。 |
事業概要 | (1)リユースびん利用の現状把握、消費者を対象とした意識調査アンケートの実施 (2)実験的なリユースびん普及キャンペーンの実施 ・協力店 大規模小売店3店舗、小売酒販店2店舗 ・協力店の売り場でのプロモーション ポスターの掲示、パンフレットの配布、リユースびん陳列棚等へのPOP設置 ・イベント会場でのプロモーション カナート洛北イベントスペース パネル及びリユースびん展示、リユースびんシステム説明 オリジナルリユースびん返却袋作成ワークショップ100枚 ・ラジオ放送を用いたプロモーション 京都市内のコミュニティFM放送である「京都三条ラジオカフェ」において3分×5回放送 ・ウェブサイトの制作・運用 (3)効果測定のための消費者を対象とした意識調査 アンケート及びリユースびん入り商品の売上・回収量調査の実施 普及啓発パンフレット |
成果・課題 | <リユースびん利用促進に関する問題点> (1)リユースびん入り商品の識別が困難 (2)リユースびん(特に返却)に関する誤った認識が多い (3)返却場所が少なくわかりづらい (4)商品のアイテムが少なく、ニーズにあった商品の選択が困難 (5)重い、危ない、かさばる、返却が面倒といったマイナスイメージがある。 (6)「リターナブルびん入り商品であることが分かれば購入しようと思う」層が6割以上おり、リターナブル容器を増やすべきという意見を持つ消費者がかなりいることが判明した。 (1)〜(3)については今回のキャンペーンで訴求できたが、(4)〜(6)は他の主体への働きかけが必要 <キャンペーン手法開発の成果> (1)POPが非常に有効で消費者へのアピール度が高い (2)リユースびん特設商品棚の設置を想定したが店舗スペースから困難 (3)パンフレットは消費者の意識変化に有効 <今後の方向性> (1)既存のリユースびん入り商品の流通量を増やし、徐々にアイテム数を増やす (2)消費者への情報提供を継続的に広く行う (3)あきびんの排出、返却方法をよりわかりやすく便利にすることが必要である。 |