南九州における900ml茶びんの統一リユースシステムモデル事業(第2年度)
事業名 | 南九州における900ml茶びんの統一リユースシステムモデル事業(第2年度) |
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実施年度 | 平成16年度 環境省 |
受託団体・実施体制 | (社)環境生活文化機構 |
事業目的 | 【焼酎の統一規格びんを制作、導入し、リユースシスシステムを構築するモデル事業(2年度)】 地域における循環型社会の形成に向けた先駆的・独創的な取り組みとして、南九州地区で主に焼酎の販売等に使用されている容量900mlの茶びんに統一規格を導入し、回収−洗浄−再使用のシステムを確立することにより、これまで規格が不統一で1回の使用で廃棄されていた900mlびんのリユースシステムを構築するもの。 |
事業概要 |
平成15年度に引き続き、主に清酒や焼酎に使用されているワンウェイのガラスびんについて、リユースする仕組みを調査検討し、水俣市を中心とする南九州地域においてびんのリユースシステムの具体化に取り組んだ。
(1)東京と南九州現地にて事業評価委員会を開催した。
(2)南九州現地にて事業説明会を開催した。
(3)後援・協賛団体を募集し、決定した。
(4)酒造メーカーによる900ml茶びん(統一規格びん)使用商品の出荷
(5)平成17年3月末現在の出荷総本数(大口酒造協業組合等3社合計)は約140万本にまでのぼり、当初予定の年間100万本を上回る結果となった。また、平成17年4月〜7月には約47万5千本が出荷され、着実に出荷本数を伸ばしている。
(6)平成17年3月末時点での回収総本数は約25万本、平成17年4月〜7月には約15万3千本が回収されており、今後更なる増加が見込まれる。
(7)広報活動実施 (8)本事業の900ml茶びん(統一規格びん)をLCA(ライフ・サイクル・アセスメント)の面から分析し、環境負荷軽減効果を調査した。 ポスター・チラシ表面 |
成果・課題 |
900ml茶びん(統一規格びん)による地域完結型の循環システムは事業に参加する各主体にそれぞれメリットがあることから、モデル事業終了後は自助努力による運営が可能である。
<今後の検討課題>
(1)900ml茶びん(統一規格びん)の普及促進
(2)統一規格びん採用清酒・焼酎メーカーの拡充
(3)びんメーカーにおける900ml茶びんの製造拡大
(4)回収専用P箱の普及啓発
(5)市民レベルの活動促進 |