リターナブルびんへの熱いおもい
リターナブルびんもっと知ろうよ!大作戦 in 福岡
開催日時 | 2010年2月4日(木) 13:00〜15:30 |
開催場所 | 都久志会館403号室 |
主催者 | ガラスびんリサイクル促進協議会 |
共催者 | 日本ガラスびん協会・全国びん商連合会 |
企画運営 | NPO法人持続可能な社会をつくる元気ネット |
地域幹事 | NPO法人循環研究所 |
後援 | 環境省・経済産業省・3R推進団体連絡会 |
協力 | 福岡県地球温暖化防止推進委員筑紫支部 |
イベント内容
- (1)日本におけるリターナブルびんの現状と課題
- 木野 正則 氏 (ガラスびんリサイクル促進協議会 事務局長)
- (2)回収現場の状況
- 林田 秀徳 氏 (九州びん商業組合 [有限会社筒井商店 専務取締役])
- (3)地域と企業の事例紹介
- 福澤 謙二 氏 (環境省九州地方環境事務所 廃棄物・リサイクル対策課 課長)
向原 英作 氏 (大口酒造 専務)
大橋 由美子 氏 (グリーンコープ共同体 組織委員会委員長)
●参加者人数: 79名
属 性 | 参加人数 |
---|---|
NPO | 18 |
学生 | 0 |
行政 | 7 |
事業者 | 5 |
市民・市民団体 | 38 |
取材 | 1 |
地域幹事 | 8 |
運営事務局 | 2 |
講師 | 0 |
合計 | 79 |
イベントの様子
会場風景
プレゼンテーション
入り口アンケート結果
交流会
パネルディスカッション
発言の要旨等
知りたい
- 行政の「リサイクル」システムは、税金はたしかに使われているが、ゴミではなくてきちんとしたリユースされているのか疑問も持った。あまり知らないことだった。(カレット化されてしまっているのが多いと聞きました。)
- Rびんの受入場所の情報が少ない。スーパー等の取扱いも少ない。リターナブルびんを購入しても、どこに出したらリユースされるかわからず、びんカンごみに出してしまっている。
- リターナブルびんというものそのものを知らない方が多いように思います。まずはそれを広く知らせていく事が一歩だと思います。特に、今の子どもたちは知らない。
伝えたい
- 黒酢の「量り売り」のお店がありました。
☆1本びんを家庭でずっと使える(衛生面も家庭管理)
☆製造元から店への配送は大きなタルetcで経費節減。洗浄は家庭でCO2減。 - ビンを子ども会へ出す方が節税にもなって環境にもやさしいと本日聞いた。資源回収へ出さずにということで…これは本日聞くまでは知らない情報だったので、地域の方へも知らせる方法があればいいと思う。
- 3R運動、リターナブルびんが何か知らない人が多いのでは? まずはきちんと情報を伝えることから。新ビンとリターナブルビンの環境負荷の問題も知らせていく事が必要。
- 紙パックは環境負荷とても大きいです。何十年もの木を切り倒して輸入するわけですから、リサイクルもトイレットペーパー等で終わりです。大切な熱帯雨林が切り倒されて、再生できない状況になっています。
- 回収についてRびんは分別されて出されるのが必要だと思いました。
- 紙パックはリサイクルに出しても再生利用されたティッシュやトイレットペーパーを利用してはじめてリサイクルが成立するが、リサイクルに出している消費者は、再生商品の利用ができていないと思う。リユースはびんを洗って出して、またその商品を利用するだけで循環できていることをもっとアピールしていってほしい。
- メーカーさんは勇気を出してリターナブルびんを作ってください。何故リターナブルびんなのかを伝えれば消費者はきっとわかってくれると思います。
- リターナブルびんをさがしても品物が少ない。多くのメーカーが使用してほしい。
- スーパーやショッピングモールに「ビン」の回収BOXを作って欲しい。
- 福岡市内に在住しています。環境面の方の資源ごみとして分別していると最初に言われた時、「違う」と思いましたが、声が出せなかった。あの回収(回収車にボンボン放り込んでガラガラと)の仕方を見ているからとても分別しているとは思えなかったからです。その後訂正されて「やっぱり」と思いました。
学びたい
- 子ども達への教育、正しい環境学習が一番の近道だと思います。楽しい企画とともに地球にやさしいリターナブルびんをアピールしたい。
- 社会見学でリターナブルや廃棄物のリサイクルをしている現場を見せることはとても大事。リサイクル、リターナブルの一生を知らないと無責任に口先だけになる。 とにかく (1)見せる (2)やらせる(体験させる→大変さを知る) (3)ほめる、おまけをつける(発表したり、注目する)ことは大事。
- 「リサイクルよりリユース!!」「ものを大切にしよう!!」「もったいない!!」こんな気持ちを子どもにも地域でも広めるような教育が有ったらいいのに・・・。
- 子どもは小学校で環境学習として学んでいて、今は5Rで学ぶこともあるそうです。(3R+リユーズ+リペア)それを受け止める親が知らないでは先に進めないと思います。市民セミナーなどでももっともっと学習する機会をつくってほしい。
考えたい
- スーパーや量販店など、購入した店以外で当然のように引き取られるようになること。(消費者がどこに持って行っていいか、迷わないように。)
- びんカンごみとリユースの回収の違いを店がわかるようにPRしてはどうでしょう。店主によりますが、小売店でこれは回収します」と明確にして時々回収してくれるといいですね。
※こども会回収は一升びん、ビールびんとか補助金が出ません。Rマークだと出るといいですね。 - 福岡市はゴミの出し方に問題があると思う。分別して出していないから、全部一緒に出しているから。スーパーでもRびんをあつかってほしい。
- 回収している(可能な)お店なり場所なりがわかるようなマップを作る。Rマークをつけるなど。消費者への情報伝達が重要。洗ってていねいに戻すよう。
- ビールをディスカウントの酒屋で購入するのですが、びんのビールの取扱いがないので、しかたなく缶で購入しています。リユースすることの大切さをもっと行政が広めてメーカー酒屋も協力してほしい。
- 市が回収したリターナブルびんはリサイクルになってしまうとのこと。市民への啓発はもちろんですが、市でもリターナブルびんは分別する努力が必要と思いました。
- 回収のしくみは究極的にはコストの問題ではないか。行政は回収するだけが仕事だとしか思っていない。リターナブルびんまで分別するにはコストがかかる。販売店もストックヤードなどのコストがかかる。そのようなコストをどこが負担するのかはっきりさせるべき。買わなくても返せるだけでもできるような販売者の受け入れ体制が必要。
- 洗浄されてから使うので、衛生面が気になりました。環境の為にRビンを利用するのは賛成ですが、食品に関しては中身が(原材料、添加物etc)大切なので、Rビンかどうかで選ぶのは二の次と思います。(特に生協さんについて)
- デポジット制になると少しは普及できるのかと思いましたが、製造メーカーがそのプラント(びん使用)をなくしてしまっているのはどうしたらいいのでしょうか。
- リターナブルびんを優先的に作るメーカーには助成を。行政は資源ごみ回収の前にリサイクル・リユースについてもっと市民に情報伝達を。節税できると他に予算をまわして生活が豊かにできることを伝えることができると、考える人も多いと思う。容器包装リサイクル法をもっと整備してほしい。
- 行政が補助金を出すなど、先導してリターナブルのシステムをつくりあげるしかないのではないか。
- 使用後にビンのラベルをはがしたり、洗浄するのが大変なので、簡単に洗うだけで回収してもらえればもっと気楽に回収に出せると思うのですが・・。
- 回収をふくろではなく、コンテナにして欲しい。
- メーカーは、がんばって色々なRびんの商品をつくって欲しいと思います。小売店の方にもリターナブル商品をすすめ、回収もいやがらずにやって欲しいと思います。
- しょうちゅうリユースびんではなく汎用びんとして位置づけると他の液体商品も開発するのでは。
- Rマークの認知度が低いのが問題。何を返せば良いのか分別の目印になっていない。選別して直すことがメリットがあるような認識が生まれるようなインセンティヴが必要。
行動したい
- 瓶の規格を同じにして使い回しが出来やすい状態にする。業者(作った人、売った人)が最後まで責任を持つようにする。経費の面で大変だと思いますが。 ※スーパーで買ったものはそのスーパーが責任を持って回収する。
- まずは大量に使う飲食店等で使っていただく。
- 行政、業者、市民が連携できるようなシステムを消費者、市民中心で進められたら良いと思います。
- (価格での選択より、考え方での選択がいいに決まっていますが)リサイクル費用を価格にのせて、使い捨てる責任と意識の変化を求めたい。リターナブルびんを使うことを選ぶ人が増えるように広報活動中。全国共通に同じ形、同じ重さのびんをお酒などに使われるようになるといい。
- 小売店が一番消費者に近い場所。リターナブルびんの名称を知らせる為に大きな回収箱を置いてほしい。
- 保証金を含める。品質や大きさなど規格の標準化。コスト削減
- (1)まず消費者が要望し実践することが大切なので、インターネットを活用してリターナブルびんをつかえる環境を整備する。
(2)どれくらい3Rがすすんでいるのか積極的に情報を出す。全国版を考えていては遅くなるので、狭い地域からでOK。 - ゴミ出しのやり方で分別式にすれば普及するのではないか。
- 公示板、回覧板の中で情報伝達していく。
- スーパー等でも回収しているとの話でしたが、返すシステムをしっかり作る必要あると思います。リターナブルびんの利点をもっと知らせていくのが1番。
- 行政へのつながりや生協での活動に生かしたいと思っています。
- びんそのものを種類ごとに決める。回収地点を多くする。グリーンコープは会員だけでなく一般のびんも受け入れる。
- 環境に関してのCMを増やし、その中にリターナブルびんも登場させてほしい。
- 飲食店は必ずリターナブルびんの飲料を使うように推進して欲しい。又、給食用の牛乳や調味料などもびんの物を使うように薦めて欲しい。(回収しやすいので)
- リサイクルBOXは行政でも公民館などで設置してありますが、リターナブルびんにも少し力を入れて欲しい。