リターナブルびんポータルサイト



検討会・シンポジウム

リターナブルびんはコミュニケーションの始まり

リターナブルびんもっと知ろうよ!大作戦 in 東京

開催日時 2009年7月3日(金) 14:00〜16:30
開催場所 エコギャラリー新宿1階区民ギャラリー
主催者 ガラスびんリサイクル促進協議会
共催者 日本ガラスびん協会・全国びん商連合会
企画運営 NPO法人持続可能な社会をつくる元気ネット
地域幹事 NPO法人新宿環境活動ネット
後援 経済産業省

イベント内容

(1)リターナブルびんの現況とポータルサイトの紹介
木野 正則 氏(ガラスびんリサイクル促進協議会 事務局長)
(2)全国びん商連合会からの報告
宮永 眞彦 氏(株式会社 宮永 代表取締役)
(3)和民の挑戦(店舗でリターナブルびんの使用開始)
戸部 昇 氏(株式会社 トベ商事 代表取締役)
(4)千葉大の取り組み(大学生協でのリターナブルびん使用)
田宮 直樹 氏(千葉大学法経学部総合政策学科2年ごみ班班長)
今関 麻子 氏(千葉大学園芸学部食料資源経済学科2年 構内事業者班員)

●参加者人数: 90名

属 性 参加人数
NPO 11
学生 5
行政 12
事業者 38
市民・市民団体 14
取材 4
地域幹事 2
運営事務局 4
合計 90
リターナブルびんもっと知ろうよ!大作戦in東京 チラシ
参加者募集チラシ(クリックで拡大します)

イベントの様子

地域幹事開会挨拶
地域幹事開会挨拶
パネルディスカッション
パネルディスカッション
リターナブルびんの展示
リターナブルびんの展示
交流会
交流会

発言の要旨等

知りたい
  • リターナブルびんの推奨販売店がどこにあるのか知りたい。
  • 輸入ワインなどのリユースはどうするのか?(規格外で現状は無理)
  • 新宿では拠点回収しているが、その先どのように処理されているか知りたい。
  • リターナブルびんを回収している店を知りたい。(メーカーによる容器保証金制度があるので、ビールびんはお酒を扱っている酒販店・コンビニ・スーパーなどで回収されるはず)
  • ペットボトルをリターナブルびんに変えて流通させるには何が必要か。(戻ってくる仕組みが地域にあるかということが問題)
伝えたい
  • 自治体の悩みは活きびんの選別の費用負担。売上金はわずかなので経済的に成り立たない。
  • びん商さんでもっと高く買い取ってもらえないか。(自治体)
  • 1升びんの価格は今の回収率では新びんと同じ。回収率を上げないと安くならない。
  • 酒屋で1升びんを買っても回収はしてもらえない。区の回収ボックスの先はどうなっているのか。
  • 1升びんの回収に必須なP箱を家庭で使ってしまう現実が多くあり戻ってこない。
  • リターナブルびんは売ってくれない、買ってくれない、使ってくれないという現実がある。
学びたい
  • 千葉大学のイベントでリターナブルびんの回収率は約90%と高いが、もっと意識を高めたい。
  • リターナブルびんを戻すには環境教育が大事。日本では、そういう教育が根付いていない。
  • 給食の牛乳はびんから紙パックに変わった。教育的にどう学ばせたらよいか。
  • 市民はリターナブルびんを増やすために今後どうしたらよいのか。そのための智恵は。
考えたい
  • かつては情報交流の場になっていたリユースびんの回収。新しい仕組みの開発が必要。
  • びん入りの商品は割高で、消費者の手が伸びないのではないか。
  • リターナブルびんは平成を境に60%から減り続け、容器包装リサイクル法が制定されてからは自治体の選別・保管の費用負担を増やすシステムになってしまった。リサイクルからリユースへと変えていく時代になった。
  • 近くに酒屋が少なく、コンビニでも扱っていない。買い方にも工夫がいる。
  • びん商さんに任せておけばきちんと資源として活用されると思っていた。今日の話を聞いて容器包装リサイクル法に盲点があるとわかった。法律でリユースにインセンティブをつけることが大切だ。
  • リターナルびんは形状が様々でむずかしいが、将来ごみ問題の行き詰まりが見えているとしたら、法令化するしかないのでは。
行動したい
  • びん入りの商品は高級感があり、味もいい。業務店はリターナブルびんの回収システムがあるのでそこから広げていきたい。
  • びん再使用ネットワークの活動を15年やっているが、進展がなく、きびしい。今後は大学生協とか公共施設などで使用できるといい。 そのための制度づくりやグリーン購入法にリターナブルびんを加えるなどで展開できればいい。
  • 多摩市では祭りで使う飲み物をすべてリターナブルびんにし、小売店に価格面のご協力をいただくことでWIN−WINの関係でこれを継続している。
  • 祭りなどにリターナブルびんを使ったらどうか。「飲んで空いたら返すもの」という教育ができるのでは。
  • 若い人がびんをリユースするライフスタイルを作ろうと行動していることに感動。
  • 和民(居酒屋)ではオリジナル焼酎びんをリターナブルびんとしてリユースするシステムを展開する。またそのびんが好評で、これからも広げていきたい。
  • 消費者の意識が販売店や流通の意識を変えることができると思う。今日の学習会を機会に、一消費者として何ができるかということを考え、行動につなげていくことが大事だと思う。