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文政５年（1822年）、田村家九代目勘次郎の手により造り酒屋という家業を興し、蔵元として歩みを始めました。
酒造りを始めるにあたり、敷地内の大ケヤキの傍からこんこんと清冽な泉が湧き出て、この豊かな水脈こそ中硬水で、酒造りに最適な水でした（秩父奥多摩伏流水）。
九代目はこの水を「嘉（よき）泉」として讃え、酒銘を『嘉泉』と命名しました。現在もこの水を仕込み水として使用しています。

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