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リターナブルびんモデル事業

リターナブル容器利用等及び容器包装廃棄物排出抑制調査

事業名 リターナブル容器利用等及び容器包装廃棄物排出抑制調査
実施年度 平成17年度 農林水産省
受託団体・実施体制 (財)食品産業センター
事業目的 【リターナブル容器取組事例等調査及びリターナブル容器回収システム導入実証等調査】

リターナブル容器利用の拡大方策(「軽く、割れにくい容器の開発」、「衛生面での安心」、「効率的な回収システムの構築」、「消費者を含めた環境意識の向上」、「わかりやすい識別表示の検討」)について、より具体的な方策を示すことを目的としている。

事業概要 (1)リターナブル容器取組事例等調査
・笹埜造酢有限会社 食酢のリターナブルびん商品(900ml、1.8L)を製造販売
回収率900ml…80%、1.8L…100%、製造数2000本/月
回収方法:自治体の清掃工場とびん回収業者ルート、洗びん装置保有

・合資会社森川飲料 清涼飲料のリターナブルびん商品(炭酸、サワー、サイダー)を製造販売
同社と他2社と共同で同一規格のリターナブルびんを利用
逆流通ルート(自主回収)と生協ルート(運送業者に委託)の自主回収で回収率は96〜97%、洗びん装置保有

・(株)ケンショー
醤油・ソースのリターナブルびん商品(1.8L)を製造販売
関連会社が商品販売の際に引取先から空きびんを回収(高知県内)
1.8Lびんの再使用率は100%、1.8Lびんは回収量が出荷量を上回る状況で、余剰分はびん商に販売


(2)リターナブル容器回収システム導入実証等調査
ライフ渋谷東店、ライフ経堂店、ライフ平和台店

・実施期間
販売:10月8日〜11月7日(1ヶ月間)
回収:10月8日〜11月17日

・調査内容
リターナブル容器入り商品であることをポスターや陳列棚のPOP等に掲示し、その売れ行き、びんの返却状況を観察するとともに、返却時にアンケート調査を実施。回答者にお買物バッグをもれなくプレゼント。

・期間販売数・回収状況(3店舗計)
清涼飲料 (販売)1,008 (回収)180 (回収率)18.0
ビール  (販売)1,222 (回収)173 (回収率)14.2

(3)製造事業者・小売業者・消費者意向調査の実施


ビール販売棚

清涼飲料販売棚

成果・課題 (1)事例調査結果からの考察
・軽く、割れにくい容器の開発
びんメーカー各社で軽量化を追及。技術革新が更に進み、軽くて割れにくい容器の開発がリターナブルびんの利用促進に期待

・衛生面の安心
洗浄を複数回実施、洗浄工程と充填工程を直結させる等の工夫が行われている。今後検びん工程での作業効率等を考慮した容器の開発、利用が望まれる。

・効率的な回収システム
業務用、生協の場合は高い回収率を確保している。一般消費者への販売も、空き容器の店頭回収、回収場所の設置、商品納入後の帰り便回収等の仕組みづくりにより効率的な回収が可能

・消費者も含めた環境意識の向上
消費者がリターナブル容器の意義や効果を十分理解し、積極的に購入、返却ができるよう消費者や販売店への普及啓発が重要

・分かり易い識別表示
リターナブルびんであることを認識させるための識別表示の分かり易さやデザインが重要

・リターナブル容器利用上の課題
製造コストが増大(24%)、衛生面の懸念(23%)、販売店が選択しない(21%)、回収システム維持にコストがかかる(15%)